一緒に暮らしている彼女ともう別れたい…
そう思った時に問題点として生じるのが、どちらが今の家を出て行くかということですよね。
出て行くほうは新しい物件を見つけなければなりませんし、荷物をまとめて引っ越したり、家具家電をそろえたり、かなりの負担です。
ではどちらがその負担を背負うべきなのか?
今回は、同棲解消時に引っ越すべき方をパターン別に紹介します。
もともと今の住まいに住んでいなかった方
同棲を開始する際には2つのパターンがあります。
1つは、2人で新しい物件を探して、そこで新生活をスタートさせるというパターン。
もう1つは、どちらかが現在住んでいる物件に、相手がいっしょに住み始めるというパターンです。
2つめのパターンの場合は、同棲を解消して別れる際、もともとその物件に住んでいた方はそのままそこに残り、そうでない方が引越すのがふつうでしょう。
もともとそこに住んでいた人が出て行って、その物件の借主でもない人が残るというのは少々無理があります。
ですから、たとえば、あなたの住まいに彼女がいっしょに住むようになった場合は、同棲解消とともに、彼女に引越してもらうということになります。
これが、別れる際のもっとも一般的なやり方です。
2人で物件を借りた場合は借主の名義になっていない方
同棲を始めるとき、2人で物件を探して借りたケースを考えてみましょう。
この場合も、「どちらが物件の借主になっているか」が問題になります。
男性が借主になっているケースが多いはずですが、その場合は、前項同様、あなたが残って、彼女に引越してもらうということになります。
ただし、このケースでは、彼女は「2人で探した物件」ということを主張してくるでしょう。
前項と違い、彼女の主張のとおり、名義がどちらになっていても、2人の権利はフィフティフィフティと考えたほうがいいでしょう。
ですから、別れる際には、彼女の引越し代や、新しい住まいを借りるのにかかるお金は、2人で折半ということにした方が、もめずにすみます。
たまたまどちらかの名義になっているだけで、「いっしょに借りた」ということにまちがいはないのですから。